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  小児科  又吉 由紀子  


 暑さで生じる熱中症は、熱失神、熱疲労、熱痙攣、熱射病に分けられます。
 スポーツなどで主に問題となるのは熱疲労と熱射病です。熱疲労は脱水により脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、嘔気が起こります。
 熱射病は体温が上昇した結果、中枢機態に異常をきたし意識障害が生じるもので死亡率が高いです。

 熱中症は蒸し暑い日や、体が暑さに慣れていない状態(合宿の初日など)に起こりやすいと言われています。予防は運動の合間の水分補給と、高温下では激しい運動の中止も考慮すべきです。スポーツドリンクなどで電解質の補給をしながら、室内競技でも体調に住意して行ってください。

 また、話は変わって、この時期に腹痛、下痢(水便〜血便)、微熱といった症状があると小児科では、O-157を一番心配します。
 乳幼児で溶血性尿毒素症候群(HUS)を合併した場合、急激に腎不全や痙攣などが出現して重篤になります。
 菌数が少なくても発症するため二次感染が起こりやすく、家族でO-157(または他のベロ毒素産生菌)が出た場合は、二次感染予防を徹底して他の家族の症状に注意が必要です。

 最後に、夏には依りませんが水の事故について、幼児の居るご家庭では、お風呂やビニールプールに水をためっ放しにはしないようにして、子供が一人で遊ばないよう気をつけて下さい。
 海、川、プール、温泉などで溺れている人をみたたら、すぐに回りの人に知らせ必要なら救急蘇生(人工呼吸、心マッサージ)をしましょう。